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STEPファイルの開き方|.step・.stpを何で開くか、CADなしで無料で開く方法

約6分

STEP ファイル(.step / .stp)を何で開くか、CAD なしで無料で開く方法を説明します。ブラウザの STEP ビューアで回す・断面で切る・寸法を測る手順と、開けないときの対処を、サンプルのピンで示します。

取引先から 3D のデータが .step や .stp で届いたのに、手元に 3D CAD が無い。部品の形を確かめたいだけなのに、CAD のライセンスが空くのを待っている。図面を受け取る側ではよくある場面です。この記事では、STEP ファイルとは何か、何で開けばよいか、CAD なしで無料で開く手順、開いた形の寸法の測り方、開けないときの対処を順に書きます。

STEP ファイルとは(開く前に知っておくこと)

STEP は、異なる 3D CAD のあいだで形のデータをやりとりするための国際規格(ISO 10303)の形式です。CAD ごとに独自の保存形式がありますが、STEP で書き出せば、別の CAD やビューアでも同じ形を読めます。中身は文字で書かれたファイルで、テキストエディタで開くと先頭に「ISO-10303-21;」とあります。

STEP に入っているのは、立体(ソリッド)の面・稜線・頂点と、組立ならその部品構成です。CAD の作図の履歴(どう押し出してどう穴を開けたか)は入りません。受け取った側で形を見る・測るには十分ですが、元の CAD のように寸法を変えて形を作り直すことはできません。

stp ファイルを開くには(.stp と .step の違い)

.stp と .step は、どちらも同じ STEP 形式です。拡張子の書き方が違うだけで、中身は変わりません。.stp で届いても .step で届いても、同じ手順で開けます。拡張子を書き換える必要もありません。

STEP は何で開く?(CAD・ビューア・ブラウザ)

STEP を開く方法は、大きく 3 つです。目的が「形を見て確かめたい」だけなら、編集のできる CAD は要りません。

開くもの向いている用途注意すること
3D CAD形を直す・その形を元に設計するライセンスとインストールが要る
インストール型のビューア社内で決まった道具でくり返し見るパソコンへのインストールが要る。社内の規則で入れられないことがある
ブラウザで動くビューア届いた形をその場で確かめるファイルが外へ送られるかどうかを確かめてから使う

ブラウザで動くビューアには、ファイルをサーバーへ送って処理するものと、ブラウザの中だけで処理するものがあります。社外秘の 3D データを開くなら、どちらなのかを先に確かめてください。ズメケンの STEP ビューアは後者で、読み込みから表示・断面・計測まで、すべてブラウザの中で処理します。

STEP ファイルの開き方(CAD なし・無料)

ズメケンの STEP ビューアは、無料・会員登録なし・回数制限なしで使えます。ブラウザで動くので、Windows でも Mac でも手順は同じです。

  1. 1.ブラウザで STEP ビューアのページを開く
  2. 2.STEP ファイル(.step / .stp)を画面の枠へドラッグ&ドロップする(または枠をクリックしてファイルを選ぶ)
  3. 3.形が 3D で出て、ゆっくり回る。ドラッグで向きを変え、ホイールで拡大・縮小する。右上のボタンで向きを最初に戻せる
  4. 4.組立のファイルなら、右の一覧に部品が色分けで並ぶ。部品名をクリックすると、その部品の表示・非表示を切り替えられる
  5. 5.別のファイルを見るときは「別のファイル」を押す。表示中の形の上へ別の STEP をドロップしても差し替わる

STEP ビューアは無料で、インストールも要らない

見るだけの道具なので、登録も回数の枠もありません。パソコンにソフトを入れないので、管理者権限の無い会社のパソコンでも使えます。読み込んだ形はブラウザの中だけにあり、ページを閉じれば残りません。

開いた STEP を断面で切る・寸法を測る

外から見ただけでは、中の肉厚や穴がどこまで届いているかは分かりません。「断面」を押すと、X・Y・Z のどれかの向きで形を切り、切り口を塞いで見せます。スライダーで切る位置を動かし、「自由」を選ぶと任意の向き、「いまの視線で切る」で見ている方向に切れます。「残す側を入れ替える」で、切った反対側を見られます。

「計測」を押して形の角を 2 点クリックすると、その間の距離(mm)と、X・Y・Z 各方向の差が出ます。クリックした点は、近くの形の角(頂点)に吸着します。STEP の座標から計算するので、画面の拡大率には左右されません。

サンプルのピンで試すと分かりやすいです。つばの付いた段付きのピンで、先端に面取りがあります。先端の端面の縁の点と、つばの底面の縁の点を 1 つずつ拾うと、Z 方向の差に全長の 96 mm が出ます。つばの上面の縁と底面の縁を拾えば、つばの厚さ 10 mm が出ます。断面を Y で切ると、つば・胴・先端と段になって細くなっていく形が切り口で見えます。

その場で試す

面取りのあるピン(sample-pin.step) を検図すると:段付きのピンが 3D で表示されます。計測で先端の端面とつばの底面の縁を 1 点ずつ拾うと、Z 方向の差が 96 mm です。

保存したサンプルを検図ページへドロップしてください。処理はブラウザ内で完結し、図面は外部へ送信されません。

STEP が開けないときの対処

  • 「STEP(.step / .stp)を選んでください」と出る。拡張子が .step・.stp ではないファイルです。IGES(.igs)や各 CAD の独自形式は開けないので、送り主に STEP で書き出してもらう
  • 「STEPとして読み取れませんでした」と出る。拡張子は .step でも、中身が STEP の形式(ISO-10303-21)ではないファイルです。送り主に、CAD から STEP で書き出し直してもらう
  • 読み込めずに、ソリッドが無いという表示が出る。線や面だけで、閉じた立体(ソリッド)を含まない STEP です。送り主に、ソリッドとして書き出してもらう
  • 部品が多い組立で、曲面がやや角張って見える。描画を速く保つために、三角形の数が多いときは形の近似を粗くしています。形の確認には足りますが、見た目の滑らかさで寸法を判断しないでください
  • スマホで開いた。指でなぞると回せますが、拡大・縮小はマウスのホイールで行う作りです。細かく見るならパソコンで開いてください

自動判定でできないこと

  • STEP ビューアは、見る・切る・測るだけで、形の良し悪しは判定しません。部品間の穴ズレや肉薄の自動判定は「3D検図」の機能で、こちらは会員の回数枠を使います
  • 3D モデルの編集はできません。穴を足す・寸法を変えるといった作業は CAD で行います
  • 計測の吸着先は形の角(頂点)だけで、穴の中心には吸着しません。丸い縁の上の 2 点を拾っても、直径ちょうどになるとは限りません。直径は縁の点どうしではなく、端面どうしの差や、図面の寸法で確かめてください
  • 表示は面を奥から順に塗る簡易表示です。形と部品構成の確認用で、部品どうしの厳密な干渉は判定できません
  • STEP に入っている寸法・公差などの注記は表示しません。公差や表面粗さは、2D の図面で受け取って確かめてください

形を確かめたいだけなら、STEP はブラウザで開けば足ります。回して、切って、気になるところを測る。そこまでを CAD なしで済ませれば、CAD が要るのは形を直すときだけになります。寸法の書き方や公差が正しいかは、別に 2D の図面の側で確かめます。

よくある質問

STEP ファイルは何で開けばよいですか
形を見て確かめるだけなら、ブラウザで動く STEP ビューアが手軽です。ズメケンの STEP ビューアは、ファイルをドラッグ&ドロップするだけで 3D で表示され、断面で切ったり寸法を測ったりできます。形を直したいときは 3D CAD が要ります。
stp ファイルは .step と同じように開けますか
開けます。.stp と .step は同じ STEP 形式で、拡張子の書き方が違うだけです。拡張子を書き換えずに、そのまま開いてください。
無料の STEP ビューアで、データが外へ送られることはありませんか
ビューアによって違うので、使う前に確かめてください。ズメケンの STEP ビューアは、読み込みから表示・断面・計測まですべてブラウザの中で処理し、3D データをサーバーへ送りません。

この記事の内容を、自分の図面で

DXF か PDF を置くだけで、この記事の項目を含む 4 観点を自動で照合します。処理はブラウザ内で完結し、図面は外部へ送信されません。

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