穴の位置寸法が抜けている図面を自動検出|加工者を止めない検図【DXF】
円ごとに位置寸法と径寸法の有無を照合
この穴、位置が決まっていますか
図面の穴に、位置を決める寸法が付いていない。加工者が一番困る不備を、機械的に見つける方法を解説します。
寸法が抜けると何が起きるか
- 加工者は自己判断で進めるか、設計に問い合わせて止まる
- 自己判断で進めば、寸法違いの部品ができる
- 問い合わせれば、その日の段取りが崩れる
- どちらにしても、着工前に気づけば防げた損失
穴の位置寸法が抜けていると、加工者は二択を迫られます。自己判断で進めるか、設計に問い合わせて止まるか。自己判断で進めれば、寸法違いの部品ができます。問い合わせれば、その日の段取りが崩れます。どちらにしても、着工前に気づいていれば防げた損失です。
どう判定しているか
- 図面上の円を1つずつ列挙する
- その中心にスナップした寸法補助線を、X方向とY方向で探す
- 片方でも見つからなければ「位置が未定義」と判定
- 径寸法は、直径・半径寸法の実測値と突き合わせる
判定はこうしています。まず図面上の円を一つずつ列挙します。そして、その中心にぴったり合わせて引かれた寸法補助線を、エックス方向とワイ方向のそれぞれで探します。片方でも見つからなければ、位置が決まっていないと判定します。
実際に動かします。四隅の穴はきちんと寸法が入っていますが、中央の直径十六の穴だけ、位置寸法が付いていない図面です。読み込ませると、その穴だけが指摘されました。正しく寸法が入っている四隅の穴は、指摘されていません。指摘をクリックすると、図面のどの穴のことなのかが赤枠で示されます。
誤検出を減らす工夫
- 記号や中心マークの小さな円は、穴として扱わない
- ピッチ指示や穴明細表で一括指定される場合があるため、
- その旨を指摘文に明記して、判断を人に委ねる
- 同じ位置の重複した円は1件にまとめる
誤検出を減らす工夫も入れています。記号や中心マークのような小さな円は、穴として扱いません。また、四かける直径八のようなピッチ指示や、穴明細表で一括指定されている場合もあるため、その旨を指摘文に明記して、最終的な判断は人に委ねています。
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