25+40+30=95なのに全幅100|図面の寸法の検算を自動化する【DXF検図】
寸法連鎖を復元して合計を突き合わせる
25+40+30が95なのに、全幅は100
内訳の寸法を足すと九十五なのに、全幅には百と書いてある。この手の食い違いを、自動で見つける仕組みを解説します。
目視では見つけにくい理由
- 内訳寸法と全体寸法は、図面上で離れた位置にある
- 足し算そのものは簡単でも、対応関係を見つけるのが手間
- 1枚に寸法が数十本あると、全部は検算しない
- 気づくのは、加工が終わって測ったとき
内訳の寸法と全体の寸法は、図面の上では離れた位置にあります。足し算そのものは簡単でも、どの寸法とどの寸法が対応しているのかを見つけるのが手間です。一枚に寸法が数十本あれば、全部を検算する人はいません。だから、気づくのは加工が終わって測ったときになります。
どう判定しているか
- 寸法補助線の座標から、各寸法が測っている区間を求める
- 全体寸法の区間を、内訳が隙間なく敷き詰められるかを探索
- 敷き詰められたときだけ「連鎖」とみなして合計を比較
- 推測しないので、無関係な寸法を巻き込まない
判定はこうしています。まず、寸法補助線の座標から、それぞれの寸法がどの区間を測っているのかを求めます。次に、全体寸法の区間を内訳寸法で隙間なく敷き詰められるかを探索します。過不足なく敷き詰められたときだけ、連鎖とみなして合計を比較します。推測で連鎖を組まないので、無関係な寸法を巻き込みません。
実際に動かします。ブラケットの図面を読み込ませると、水平方向の寸法合計が全体寸法と一致しない、という指摘が出ました。根拠には、二十五足す四十足す三十イコール九十五に対し、全体寸法は百、差は五、と表示されています。指摘をクリックすると、図面のどの寸法列を指しているのかが赤枠で分かります。
判定根拠がそのまま出る
- 25 + 40 + 30 = 95
- ≠ 全体寸法 100 (差 5)
- 内訳と全幅のどちらが正か、設計者に確認
内訳を足すといくつになり、全体寸法にはいくつと書かれていて、差がいくつあるのか。この形で出るので、そのまま設計者への差し戻し依頼に使えます。
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