寸法の入っていないDXFに、自動で寸法を振る|基準点を選ぶだけ【CAD】
基準点を選ぶだけ。形状から決まるものは機械が書く
足りない寸法を、その場で振る
検図で足りないと言われた寸法を、その場で自動的に記入する機能を作りました。基準点を選ぶだけで、外形と穴の寸法が入ります。
寸法を振るのは、単純だが面倒な作業
- レーザー切断や板金の部品は、形状だけ描いて寸法は後回しになりがち
- 外形の全幅・全高、穴の位置と径 — 決まりきったものを何十本も引く
- 手で引くから、1本抜ける。抜けたまま加工に流れる
- 「決まりきったもの」は機械が書いたほうが速く、抜けない
寸法を振る作業そのものは、難しくはありません。ただ、面倒です。外形の全幅と全高、穴の位置と径。決まりきった寸法を何十本も引くことになります。手で引くから、一本抜けます。そして抜けたまま加工に流れてしまう。決まりきったものは、機械が書いたほうが速いし、抜けません。
機械に決められること、決められないこと
- 決められる … 外形の全幅・全高、穴の中心座標、穴の直径
- 決められない … どの面を基準に加工するか(データム)
- 決められない … 公差をいくつにするか、どれが機能寸法か
- だから基準点だけは人が選び、あとは自動で埋める
ここで大事なのは、機械に決められることと決められないことを分けることです。外形の寸法や穴の中心座標、直径は、図形から一意に決まります。一方で、どの面を基準に加工するかというデータムの取り方や、公差をいくつにするかは、設計意図であって図形からは決まりません。そこで、基準点だけは人が選び、残りを自動で埋める形にしました。
この図面に入る寸法(基準点=左下)
- 外形 … 全幅 95 / 全高 60
- 穴のX位置 … 12 / 47.5 / 83(左端から)
- 穴のY位置 … 12 / 30 / 48(下端から)
- 穴の直径 … φ8 / φ16(同じ径はまとめて1箇所)
入るのは、外形の全幅と全高、基準点から見た各穴のエックス方向とワイ方向の位置、そして穴の直径です。同じ直径の穴はまとめて一箇所に記入します。
実際に動かします。形状だけ描かれた、寸法が一本も入っていない図面です。読み込ませると、穴に位置寸法が無いという指摘が出ます。ここで基準点を選んで、寸法を振るボタンを押します。外形と穴の寸法が一度に入り、指摘の件数がゼロになりました。書き出したファイルをその場で読み直して検図し直しているので、画面に出ている図面と、ダウンロードされるファイルは必ず同じものです。
元の図面は書き換えない
- 追記先は AUTO_DIM レイヤ。元のエンティティは1行も変えない
- 図面上に「自動生成・要確認」の注記を残す
- 気に入らなければレイヤごと消せば元通り
- そのままCADで開いて、続きを描ける
出力は元の図面を書き換えません。オートディムという専用レイヤに追記するだけなので、気に入らなければレイヤごと消せば元通りです。図面上にも、自動生成なので確認してくださいという注記を残しています。あくまで、たたき台として使ってください。
まず無料で試せます
- ブラウザで開いて DXF を投げるだけ
- 解析はすべて端末内で完結。図面は社外に出ません
- ビューアは登録不要。検図はメール登録のみで月20枚まで無料
このツールはブラウザで開いて、ディーエックスエフを投げるだけで試せます。ビューアは登録不要。検図もメールアドレスの登録だけで、月二十枚まで無料です。解析はすべてお使いの端末の中で終わるので、図面が社外に出ることはありません。
この動画の機能を使う
寸法の自動記入・2D→3D変換
寸法の入っていないDXFに基準点を選ぶだけで寸法を振り、板材は押し出し・丸物は回転体で3Dにして STEP で書き出します。
いま試す処理はすべてブラウザ内で完結し、図面データは外部サーバーへ送信されません。
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